あなたは豪快派?それとも堅実派?
前回に続き、今回も金融に関して書いて行こうと思います。
昨今、日本では低金利の時代に突入し、銀行にお金を預けても金利が0.001%とか定期預金でも0.01%とかほとんどお金がお金を生まない時代になっています。
過去と比較してみると、1970年代のゆうちょ銀行の10年定期預金金利は10%前後あったんですよ!!!
仮に1000万円あったとすると、1年間の利息は
金利0.01%の場合→1,000円
金利10%の場合→1,000,000円
え??????なにこれ?
こんなに!!!っていう感じですよね。
そうなんです。昔は放っておくだけで資産は増えたんです。
しかし今はどうでしょう。
放っておいても増えないんです。
だからこその資産運用なんですね。
と言っても、株だけが資産運用じゃありません。
ここでタイトルの質問です、
あなたは豪快派?それとも堅実派?
投資信託、保険など金融商品はたくさんありますが、とはいえ、リスクをとってまでお金を増やしたくない!っていう人が日本人には多く見られるんですよね。
しかし銀行に預けていてもお金は増えない。むしろATM手数料の方が多くかかったりするんですよね。笑
そんな堅実なあなたへご紹介したいのが、、、
債券
です。(ここでは一番シンプルな円建て社債の話をします)
債券とは端的に言うと、企業が資金調達をしたい時に投資家から資金を集めるために発行するものです。借用証書のようなものです。
個人向け国債とか聞いたことはないでしょうか?
あれも国が発行する債券の一つです。
基本的に満期まで持っていればその期間内での利金と最後に元本が帰ってくるというものです。(個人向け国債の場合1年間は換金できません。ただし例外はあります。)
流動性がある債券なら基本的にいつでも解約はできますが、普通は満期まで持つことを前提として御考え下さい。
また、当然ですがどの債券も同じ条件というわけではありません。
満期までの期間、発行体の信用力などによって付与される利率が変わってきます。
もちろん発行体の信用力が低ければ低いほど保有するリスクが高まるので利率は高くなりますし、満期までの期間が長ければ長いほど利率は高くなる傾向にあります。
ですから、上記に挙げたような条件に置いてどこまでのリスクを許容するかによって獲得できるリターンは異なってきます。
例えば、個人向け国債(5年満期、金利固定)の場合利率は0.05%です。
直近発行されたソフトバンクが発行する社債(6年満期)の場合、利率1.64%
%です。
まあソフトバンクが6年の間に潰れないと思うなら1.64%の利率はかなり魅力ですよね。
他にも三菱UFJ銀行やみずほ銀行、三井住友銀行などのメガバンクが発行する社債もあるので、私ならメガバンク発行体の社債なら喜んで買いますね。
メガバンクが潰れない限りは社債を持つのも預金するのも一緒ですからね。(預金の場合はペイオフ制度があるので1000万円までは保護の対象となりますが)
まあ使わないお金がたくさんあればの話ですが、とは言っても余剰資金があれば銀行系の社債を買って、利金を定期的に受け取って安定的にお金を増やすことに関してはかなり合理的かつ安全なお金の運用だと思います。
今挙げたソフトバンク社債や個人向け国債の他にもたくさんの企業が社債を発行しています。
また、証券会社によっても在庫として持っている社債が違ったりするので試しに幾つかの証券会社に問い合わせてみるのもいいかもしれないですね。
最後に、今回お話ししたのは一番シンプルな普通社債の話です。
債券にはいくつもの種類がありますので全てがローリスクというわけではないので利率が高いからといって飛びつくのだけはやめてくださいね。
何か質問ありましたらコメントいただけたらと思います。
言葉足らずになってしまっているところもあるので詳しく知りたい方は是非質問ください。